健康診断の尿検査で「+」が出ても、「体調に問題がないから」と長年放置してしまっていた私(エス)。
近所の内科での「まあ体質だから」という言葉に安心し、その後も専門医への受診を先延ばしにしてきました。
今振り返れば、あの頃の私は「自覚症状がない=大丈夫」と、かなり都合のいい解釈をしていたと思います。
今回は、そんな私自身の失敗と後悔、そして「あの時もっと真剣に健康診断の結果を見ていれば」と今でも思う理由について書いていきます。
健康診断の尿検査異常を放置した過去と後悔
皆さんは、年に一度の健康診断を受けたあと、検査結果をしっかり確認していますか?
「異常なし」と書かれていれば安心して終わり。
あるいは、「少し数値が悪いけど毎年のことだから」と、結果を引き出しにしまったまま忘れてしまう。
そんな人もいるかもしれません。
実は、かつての私(エス)もまさにその一人でした。
健康診断の結果に、こんな項目が並んでいました。

私の健康診断で指摘されていた項目
- 尿潜血 +
- 尿蛋白 +
- クレアチニン値が基準値より高い
- eGFR値が基準値より低い
私が初めて尿検査で異常を指摘されたのは、まだ若い頃でした。
「尿潜血+」が出たと思えば、翌年は正常に戻る。
そしてまた次の年には「尿蛋白+」になる。
そんな状態を何年も繰り返していました。
でも、体調はまったく悪くありません。
熱もない。
痛みもない。
普通に仕事をして、休日には出かけて遊ぶこともできる。
それなら大丈夫だろう。
当時の私は、本気でそう思っていました。
「まあ体質なんだろう」
「毎年こんな感じだし」
「本当に悪かったら、何か症状が出るはず」
今になって振り返ると、自分にとって都合のいい理由を並べていただけだったと思います。
当時の私にとって、一番大きかったのは「自覚症状が何もない」ということでした。
何も感じない。
だから、何も起きていない。
そんなふうに思い込んでしまったんです。

後になって、腎臓の病気では自覚症状が乏しいまま進む場合もあることを知りました。
でも、その知識を得たのはずっと後のこと。
当時の私は、健康診断で「+」が出ていても、日常生活に困っていなければ問題ないと思っていました。
近所の内科でいいやという大きな勘違い
転機になったのは約15年前。
会社の健康診断で、それまでよりも明らかに気になる数値が出ました。
さすがに少し不安になった私は、近所の内科を受診しました。
これまで何年も尿潜血や尿蛋白が続いていることを伝えたところ、診察室で医師から返ってきたのは、こんな言葉でした。
「若い頃からプラスなの? まあ、そういう体質の人もいるからね〜」
その言葉を聞いた瞬間、私はかなり安心してしまいました。
「先生がそう言うなら大丈夫なんだ」
もう、その一言で自分の中では話が終わってしまったんです。
その後も専門医に相談することなく、総合内科で経過を見てもらう状態が続きました。
もちろん、その先生を責めるつもりはありません。
当時の診察でどういう判断があったのか、今の私には分かりません。
ただ、最終的に「もう少し詳しく調べてもらおう」と動かなかったのは私自身です。
仕事が忙しい。
家庭の用事もある。
今は体調も悪くない。
そんな理由を並べて、病院の優先順位を下げ続けていました。
結果として、私は自分の健康状態について、長いあいだ深く考えずに過ごしてしまいました。
専門医に行けばよかった…当時の自分へ届かない後悔
その後、ようやく腎臓内科を受診しました。
その頃には、詳しい検査や治療について考えなければならない状況になっていました。
診察や検査を受ける中で、私は何度も同じことを思いました。
「もっと早く相談していればよかった」
これは今でも消えない後悔です。
タイムマシンに乗って当時の自分に会えるなら、首根っこをつかんででも言いたい。
「自分で勝手に大丈夫と決めるな。もう一回ちゃんと医師に相談してこい!」

過去の自分に何を言っても、もちろん届きません。
だからこそ、今の私にできるのは、この失敗をそのまま書いて残すことだと思っています。
「毎年プラスだけど、まあ大丈夫だろう」
「忙しいから、また今度でいいや」
昔の私は、ずっとそう思っていました。
健康診断で異常を指摘された場合や、同じ項目で気になる結果が続いている場合は、結果票の案内を確認したうえで、必要に応じて医療機関に相談することが大切だと思います。
少なくとも私は、もっと早い段階で相談しておけばよかったと強く後悔しています。
私にとって、健康診断の「小さな+マーク」は、後になって振り返れば、見過ごしたくなかったサインでした。
あの頃の自分と同じように、「何ともないから大丈夫」と思っている人に、この失敗談が少しでも届けばと思っています。
※この記事は私自身の入院・治療体験をもとに書いています。治療方法や薬の量、副作用などは病気や患者さんの状態によって異なります。治療については主治医・医療機関の指示を優先してください。
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