【腎生検体験記①】ナースステーションの片隅で下半身丸出し!?絶望の尿道カテーテル工事【腎生検体験記①】

「腎臓病」という診断は、一筋縄ではいかない。

健康診断のレントゲン、CT、MRI、エコー、そして血液検査……。「これだけ検査すれば、医者が『エスさん、腎臓病ですね!あ、ついでに難病です!』なんて、軽々しく診断を下すと思うでしょ?」

違うんです。実は、腎臓病の確定診断って、とてつもなく大変なんですよ
腎臓病です!と断言するためには、腎生検という検査が不可欠。これが、私のような素人が軽く考えていたものとは比べ物にならないほど、過酷なイベントだったのです。

簡単に言うと、腎臓の組織(細胞)を直接採取して検査するのですが、腎臓は体の深部にある臓器。そのため、うつ伏せに寝て、麻酔を打ち、エコーで位置を確認しながら「長い針」を直接腎臓に突き刺すという、なかなかにスリリングな処置が必要なのです。

■ 人生初の入院、そして「地獄のモーニング」

人生初の入院生活は、1週間でした。妻とこれほど離れるのは初めてで、夫婦にとっては一種のイベント。入念に準備したつもりでも、いざとなると必要な物が足りず、妻にはアッチコッチと買い出しに走ってもらう始末です。

入院先の4人部屋は非常に快適でした。看護師さんの説明を聞き、テレビを観て、早寝早起き。健康的なスタートです。……しかし、翌朝、私を待っていたのは「モーニング浣腸」という名の洗礼でした。

看護師さん:「できれば5分は我慢してくださいね~」
エス:「はい!5分ぐらい余裕」と思う間もなく腹痛が…病院浣腸の効きは強烈です。
……そう思った瞬間、強烈な腹痛が襲来。 病院の浣腸の破壊力は、私の想像を絶していました。

■ ナースステーションの片隅で

朝食を抜かれ、ぼけっとしていたところに妻が到着。少し心が落ち着いたのも束の間、いよいよ運命の「腎生検」の時間がやってきました。
手術室へ向かうのかと思いきや、主治医からの衝撃の一言。

「あ、今日手術室が空いてないんですよね。個室も一杯だし……じゃあ、ナースステーションの端っこでやりますわ!

連れて行かれたのは、本当の意味での「ナースセンターの端」。布一枚のパーテーションで仕切られただけの空間です。そこに仰向けに寝かされ、看護師さんから告げられたのは――。

「では、尿道カテーテルを入れる準備をしますね」
……えっ? カテーテル? そんなの聞いてないよ!!

人生初の経験で甘く見ていた私ですが、ここからが本当の「屈辱の始まり」でした。

病衣を捲られ、パンツを脱がされ、ナースステーションの端っこで下半身が露呈したまま放置。体感15分。出入りする看護師さんに見られ放題です。さらに、研修医や看護師の卵など、5人もの女性陣が周囲を囲んで談笑し始めました。

「慣れすぎやろ!」と心で叫び、恥ずかしさで死にそうになりながら叫ぶ心の内とは裏腹に、処置が始まります。
消毒やらローションやらなんやら塗られ、「ぐわぁぁぁッ!!」

今まで味わったことのない、突き抜けるような激痛がアソコに走ります。異物が逆走してくる気持ち悪い感覚。恥ずかしさなど完全に吹き飛びました。看護師さんに体を強く押さえつけられながら、なんとか尿道カテーテル工事は完了。

この痛みを知っていたら、病院を変えていたか、そもそも腎生検を拒否していたかもしれない……そう思えるほどの地獄でした。
しかし、まだこれで終わりではありません。満を持して主治医が登場し、いよいよメインイベントの腎生検が始まるのです。

――地獄の苦痛は、ここからが本番でした。
(続く)


📈 本日のオルカン

2026年7月1日
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