【腎臓病闘病記②】「俺の身体で練習すんな!」研修医の生贄になった腎生検と、地獄の24時間カテーテル拘束

いよいよ始まった腎生検の本番。しかし、私(エス)を待ち受けていたのは、主治医の「今日は若手の先生にやってもらいますからね」という衝撃の一言でした!

若手医師が担当し、すぐ横で主治医の指導が飛び交う中、私の記憶では何度も背中に針を刺された腎生検。さらに待っていたのは、身動きがほとんど取れない地獄の24時間絶対安静と、あの尿道カテーテルの不快感……。
今回は、身体的にも精神的にも追い詰められた末に「難病」と告げられ、そのまま入院延長が決まった悲劇の体験談をお届けします!

「俺の時に練習すんなよ!」若手医師が担当した腎生検

いよいよ腎生検の本番です。

前回の屈辱的なナースステーションでのカテーテル工事を経た後、うつ伏せで静かに待っていると、先生が「背中に打ちますねー」と軽い口調でやってきます。

ブスっと背中に刺さる麻酔……。

そしてそこへ、主治医が若手の医師たちを引き連れて堂々の登場です。準備が整うと、主治医から私にとってはとんでもない一言が飛び出しました。

「エスさん、始めますね!今日は若手の先生にやってもらいますからね」

エス:「おいおいおい、そこは主治医がやるもんじゃないのかよ!」

もちろん、そんなことを口に出せるはずもありません。

しかも処置が始まると、主治医がすぐ横で若手の先生に、針を入れる位置や組織の取り方について細かく指示を出しているのが聞こえてきます。

「えぇええ!俺の身体で実地指導するんかーーい!」

病院では若手医師が経験を積むことも必要なのでしょうし、もちろん主治医がそばで見てくれています。

頭では分かる。

分かるんですけどね……。

うつ伏せで背中を差し出している当事者としては、「俺の時に練習すんなよぉぉ!」と心の中で絶叫するしかありませんでした。

地獄の「24時間拘束」とカテーテルの呪い

麻酔で背中の感覚が鈍くなってきた頃、ブスっ!と針が入っていく感覚。

痛みそのものは強くなかったものの、私には「今、腎臓の組織を採られているんだ」という感覚が妙に生々しく残りました。

主治医の「そこっ!」「もうちょい!」という指導が飛び交う中、若手の先生がエコーを確認しながら処置を続けます。

正確な回数を記録していたわけではありませんが、私の記憶では8~10回くらい刺されたように感じました。

もう途中からは、「まだあるんかい!」という心境です。

ただし、採取する回数や方法は患者さんの状態や医療機関によって違うと思います。ここで書いているのは、あくまで私が当時受けた腎生検の体験です。

しかし、本当の地獄はこれからでした。

腎生検が終わり、私にとって本当につらかったのが、その後の絶対安静でした。

病室に戻ると妻が待機してくれていました。苦笑いを挨拶代わりに、ベッドへ戻され、ベテラン看護師さんがテキパキと着圧タイツを履かせてくれます。

そして、ここから始まるのが「地獄の24時間」です。

もちろん本当に身体を縛り付けられるわけではありません。

でも、私が入院した病院では腎生検後の安静が必要で、最初は足を上げるのもダメ、寝返りもダメ。

ヘルニア持ちの私には、これがもう拷問でした。

我慢できても5分が限界。

腰は痛い。

身体中も痛い。

それなのに、自分の好きな姿勢へ動けない。

そして何より不快なのが、あの尿道カテーテルです。

妻が足をさすってくれ、ナースステーションでの屈辱話を聞いてくれますが、下半身が常に「漏れ漏れ」みたいな感覚で、とにかく気持ち悪い……。

腰痛とカテーテルの不快感。

このダブルパンチに、私はかなり追い詰められていました。

8時間ほど経った頃、足を曲げてもいいと言われた時は、まさに天国。

そして翌朝、ついに寝返りOKの許可!

「はぁ~生き返るぅ~」

そう思いながら横を向いた、その瞬間。

カテーテルから「ちょろちょろ~」と尿が流れていく、あの独特の感覚……。

はぁ、やっぱり気持ち悪い!

なお、腎生検後にどれくらい安静が必要なのかは、医療機関や患者さんの状態によって違うようです。私の場合は、この長時間の安静が本当につらかったという話です。

「ついでに難病ですね」……そして仮想通貨へ

地獄の安静時間を乗り越え、いよいよカテーテルを抜く時が来ました。

看護師さんの説明では、カテーテルは抜けないように膀胱内でバルーンを膨らませて固定しているとのこと。

その説明を聞くだけで、もう嫌な予感しかしません。

横向きになって抜いてもらいますが、これがまた痛いこと痛いこと!

私の場合、腎生検後には血尿もあり、その後の経過を見ながら、結局1週間ほどの入院生活となりました。

そんな中、PC持ち込みOK・Free Wi-Fiという環境を最大限に活用して、私は1日中ネットをして過ごしていました。

そして、この入院中に始めたのが仮想通貨です。

当時、1ビットコインは50万円前後。

私は0.1BTCだけ持っていたのですが、今振り返ると……。

もっと買っておけばよかった……!

まあ、今だから言える話なんですけどね。

そんな呑気なことを考えていた1週間後。

検査結果が出て、主治医から病気について説明を受けました。

その時、私の記憶に強烈に残っているのが、主治医のこの言葉です。

「エスさん、腎臓病で決定ですね。あ、難病にも該当します。このまま治療しましょう」

――入院延長決定。

やっと地獄の腎生検が終わった。

これで家に帰れる。

そう思っていた私の期待は、ここで見事に粉砕されました。

あ~あ、おうちに帰りたい。

しかし私の腎臓病との本当の戦いは、むしろここから始まります。

難病治療編はまた次回に!


※この記事は私自身の入院・治療体験をもとに書いています。治療方法や薬の量、副作用などは病気や患者さんの状態によって異なります。治療については主治医・医療機関の指示を優先してください。


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