「都会を出て田舎へ移住すれば、生活費も安くなって心豊かな暮らしができるはず!」
……なんて、淡い期待を抱いていませんか?
ですが、実際に暮らしてみると現実は甘くありませんでした!
今回は、50代で都会から移住した私(エス)が、請求書を見るたびに白目を剥きそうになった「町内会費とインフラの衝撃的な費用」についてガッツリ語っていきますよ!
高すぎる町内会費15,000円と「浄化槽」の衝撃
前回【田舎暮らしのリアル4】でお話ししたガソリン代の恐怖。実は、移住して思いがけない出費に頭を抱えたのは、あの一件だけではないのです。
移住前に住んでいた都会の町では、町内会への参加は強制ではなかったため、我が家は入会していませんでした。
「私たちには子どもがいないし」「世帯数の多い大きな団地住まいだから、敷地内のことは共益費で解決しているし」「そもそも市民税・県民税をガッツリ納めているんだから、地域の行政サービスは税金で賄うものじゃないの?」と、まあ色々と自分に都合のいい理屈を並べ立て、町内会とは無縁の生活を送っていました。
当然、当時の町内会費は「0円」です。
しかし、移住先の田舎では事情がまったく違いました。
挨拶回りをして地域の話を聞く中で知った、ここの町内会費は……。
なんと、1年間で15,000円!!!

高い、高すぎる!
都会で町内会費0円生活を送っていた私からすると、一気に年間15,000円ですからね。最初に聞いた時は、普通に聞き返しました。
しかも、この地域では町内会を通じて行われていることが多く、ゴミ出しや地域行事、ご近所との付き合いなど、生活そのものと地域のコミュニティがかなり密接につながっています。
法律上どうこうという話ではなく、少なくとも我が家の場合は、「ここで暮らしていくなら入っておいた方がいいよな」という結論になりました。
実際に暮らしてみて骨身に染みましたが、この地域では個人が「都会風を吹かせて、俺は俺で勝手に暮らします!」というスタイルを貫くのは、なかなか難しいと感じます。
ご近所さん同士で協力しながら、道路や地域の環境を維持している部分が想像以上に多いのです。
そして、ここで都会育ちの私がもう一つ驚いたのが、地域の設備にかかるお金。
私が暮らしている地域では、道路の傷みや街灯など、「これって行政が全部やってくれるんじゃないの?」と思っていたものまで、地域側で負担していると知りました。
街灯をLEDに交換する費用にも町内会のお金が使われていると聞いた時には、さすがに驚きました。
都会では税金を払っていれば、あとは知らないうちに誰かが整備してくれていた。
でも、ここでは住民自身がお金も労力も出して地域を維持している。
事情があるのは分かります。
分かるんですけどね……。
それでも、あえて声を大にして言いたい。
「行政さん、もうちょっと田舎にも目を向けてくれませんかーーー!!」
下水がない!「浄化槽」のカルチャーショック
下水道が整備された地域に住んでいる皆さんは、「浄化槽」という設備をご存じでしょうか?
恥ずかしながら、アスファルトに囲まれて育った都会っ子の私は、田舎へ来るまでほとんど知りませんでした。

我が家では下水道ではなく浄化槽を使っているため、定期的な保守・清掃などが必要になります。
そして、業者さんにお願いした清掃費用が、これまた衝撃でした。
なんと……1回につき37,000円!!!
高っっっ!!!
請求書を見た瞬間、目玉がポーンと飛び出るかと思いました。
移住前に払っていた下水道代は、我が家の場合、2ヶ月で約1,500円。年間にすると約9,000円程度でした。
蛇口をひねって、水を使って、あとは何も考えなくても流れていく。
あの頃は、それがどれだけありがたいことなのか考えたことすらありませんでした。
衝撃の事実!我が家の生活排水はどこへ行く?
さらに驚いたのが、妻の実家に設置されているのが古いタイプの「単独処理浄化槽」だったことです。
我が家の設備では、浄化槽で処理しているのはトイレの排水。
これを聞いた時、当然こう思いました。
「え? じゃあ台所やお風呂、洗濯の水はどこへ行くの?」
ここが、私が移住して腰を抜かしたカルチャーショックの一つでした。
我が家では、トイレ以外の生活排水は建物の外にある「排水桝(はいすいます)」へ流れ、そこから外の排水路へ流れていく構造になっています。
都会の下水道しか知らなかった私には、これがもう衝撃。
「えっ、この水、最終的にこっちへ流れていくの!?」
最初に仕組みを知った時は、本気で何度も確認しました。
そのため我が家では、ゴミ取りネットを二重三重に使い、調理ゴミや油分が極力排水へ流れないようにかなり気を遣っています。
都会の団地時代なら、食器を洗った後の水がどこへ行くのかなんて考えたこともありませんでした。
でも今は、自分が流した水の先を意識するようになりました。
これも、田舎へ移住しなければ一生知らなかったかもしれません。
工事費100万円級!?財布には重すぎる浄化槽問題
現在、この古い単独処理浄化槽から、トイレ以外の生活排水も処理できる「合併処理浄化槽」への切り替えを勧める案内を見ることがあります。
そこで我が家でも、「じゃあ交換したらいくらなんだ?」と調べてみました。
すると、条件によっては工事全体で100万円前後、あるいはそれ以上になることもあると知って、再び絶句。
100万円ですよ、100万円。
家を大きく直すタイミングでもない限り、我が家にとって気軽に「じゃあ交換しましょう」と言える金額ではありません。
そもそも私の手元に100万円もの余剰資金が突然降ってきたら、まずはしばらく通帳を眺めてニヤニヤします。
そしてその後、きっと「これ、NISAに回したらどうなるんだろう……」と考えてしまうでしょう。
浄化槽の話をしていたはずなのに、頭の中ではいつの間にかオルカンの計算。
我ながら、金のかかる現実から逃げる方向だけは一人前です。
こうして田舎暮らしの予想外のパンチを食らい続けている我が家ですが、家計を脅かす「真の最凶の金食い虫」は、冬場に牙を剥く【灯油代】だったのです。
なんせ、今住んでいる我が家が、四方八方から隙間風がびゅうびゅう吹き抜ける「ほぼ屋外仕様の古い家」なもので……。
この家の驚くべきアトラクション構造と、通帳の残高がみるみる溶けていく灯油代の過酷な現実については、また次回のリアルでお話ししたいと思います。
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【田舎暮らしのリアル4】夫婦2人で車3台!?「補助金やめろ」と言うコメンテーターに物申したいこと
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【田舎暮らしのリアル6】片道40分の灯油ラリーと火事寸前の火鉢…都会育ちが絶望した「古民家の冬」の過酷な現実



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